夢を持ちなさい。そして健康でいること。
教育システムを作っていかなければならないなと思っています。
どうしたら盆景をいろんな人に習ってもらえるか、と。
あと論文を完成させることです。
一般に芸術は理論と技術によって構成されているので、理論的な考えを三つの論文でまとめてみたいと思っています。
その1として、盆景芸術論。盆景とは何ですか?どうして日本に盆景技術が考えられ、誕生したのか。
なぜ1400年も語り伝えられてきたのか。
歴史と技術をケト盆景=生(なま)盆景で考えてみます。
その2として、立体造形論。立体造形は昔から、様々な形が考えられ、
現在は映画やテレビ、3Dプリンターなどが脚光を浴びています。
絵画や彫刻とは異なる3Dアートをアート造景=固形盆景として取り上げます。
その3として、添景芸術論。添景物は絵画や彫刻、庭園、その他に幅広く使われています。
盆景では添景物がなくてはならない存在です。遠近法がうまく使われたり、雄大な景色となったり、
良い添景物は景そのものの価値を高める不思議な力を持っています。添景物と美術とのかかわりを深求していきます。
ここまで様々なお話を聞いてきましたが、先生にとって盆景とはなんですか?
私のライフワークですね。
生涯を通して行う仕事になったということです。
盆景が新しい美術を生み出す動力となってきたということですね。
日本から世界の人へ立体造形、3Dアートとして紹介する元となったということです。
そのためにこれからは後世に残る作品を作らなければなりません。
たとえば、モナリザのようなね(笑)
今作っている作品で満足してはいけません。
生涯に残るような作品を作っていきたいです。
夢を持ちなさい、ということです。
夢というのは3つあるんです。
眠っているときに見る夢、ぼーっとしてる時に見る夢、未来を見る夢です。
そのうちの最後の、未来を見る夢、つまり実現可能な夢ですね。
自分の実現できる可能性のある夢をもちなさいということです。
それはきっと実現されていくはずです。
そのためにはよい先生、よい友を持つことです。
一人じゃ難しいですね。あとは良き奥さんに巡り合うことです。
夢は人にしゃべったほうがいい。
こんなこと言ったら恥ずかしいなんて思わないでどんどんしゃべってください。
そうすればきっと自分に返ってきます。
あとは信仰。そして健康。
私は信仰を持って物事の裏表をしっかり見るようにしています。
信仰を持つと物の見方考え方が、明るく楽しく、前向きに変わっていきます。
そして健康であること。この3つを大切にして人生をのびやかに進んでください。
実際に作品を見せていただき、
杉原さんの盆景への愛情に直接触れることができ、
盆景にとても興味がわきました。
また、杉原さんの生涯をお聞きして人生の参考にもなりました!
心に響く言葉をたくさん頂けました!
本当にありがとうございました!