スピード感がないとダメな世界

ー アシスタントデザイナーの米田さんご登場 ー
窪のアシスタント兼、商品に関わるモノのグラフィックを作っています。たとえば、Tシャツの絵柄や洋服についてるネームタグなどの生産依頼などもやっています。
仕事の依頼がきたらまず、僕がラフスケッチを描きます。それをアシスタントの米田が絵型におこします。
キャッチボールしながら、色や柄やスタイルなど全部をその場で決めていきます。スピードはすごいありますね。
BEAMSさんでは、デザイナーとは呼ばないんですか?
そうですね。バイヤーが買い付けも企画もするという立ち位置で、デザインだけをやっている人はいないんです。だから誰もデザイナーとは呼ばないです。むしろバイヤー。
うちの社長も僕のことをデザイナーだってよく紹介するけど、こっぱずかしい(笑)
元々、セレクトショップという概念から始まっているので、物を選ぶ目利きの部分が一番です。例えばデザインでも、仕入れてきたインポートのブランドを日本人の体型を考えて作ったりするところから始まっている。バイヤー自身がデザイナー的なことから、企画やMD、店舗運営までの全てをコントロールしています。
80歳ぐらいになっても同じ服を着ているかもしれない。
80歳ぐらいになった時には、どのような恰好をしていたいですか?
基本的に変わらないかもしれないですね。体系さえ変わらなければ同じ服を着ているかも。
若い頃は、あの恰好もこの恰好もしたいと色々ありますよね?
それでいいんですよ。ファッションが好きだったらいろんなものを取り入れてみて欲しい。「私はこれが一番似合ってる」とか「落ち着く」とか、あと男の人から「かわいいね」「似合うね」って言われたりも影響していくかな(笑)そのうち自分の中で「これだな」って思うものになっていくと思います。
人の真似を堂々としたほうがいい。
今後、チャレンジしていきたいことなどはありますか?
これまでと同にように、ボクだけにしかできない何かに挑戦していきたいですね。
失敗を恐れない。
思ったらやってみること。失敗してナンボ、躊躇するんだったらやってみたほうがいい。
調べる。
わからないことがあったらすぐに調べて、そのままにしないこと。そういう癖は年をとっても治らないんですよ。知ったかぶりするようになっちゃう人が僕らの世代でもけっこういます。それは絶対によくない。
挨拶。
朝の「おはようございます」と「お疲れ様でした」「おやすみなさい」。一日の中で嫌なことや辛いことがあっても、おやすみなさいって気持ちよく笑顔で言えたら、なんとなく和やかに寝れるじゃないですか。それってすごく大切だと思うんですよ。
堂々と真似。
気になったり、いいなと思う人の服装は堂々と真似したほうがいい。これが意外に素直にできない人が多い。真似も自分なりに何度もこなしていくうち自分のものになっていきます。説教してるわけじゃないですよ(笑)
インタビューにこたえてくださった
窪さん、米田さん、佐藤さん、槇原さん
ありがとうございました!