サーフィンや音楽といった自分の趣味がBEAMSでの幅を作った
ファッションに目覚めたのは、小学校3、4年です。母親が買ってくれたボタンダウンのシャツをきっかけに、IVYの世界を知りました(笑)洋服はもうIVYしか着ない、普段着はギンガムチェックしか着ない、みたいなね。その後、雑誌『ポパイ(POPEYE)』とか『メイドインUSAカタログ(Made in U.S.A catalog)』が出ていたこともあり、中1になった瞬間、アメリカの文化が日本に入って来ました。
ブーツとかデッキシューズとかインポートを初めて買ったりして(笑)BEAMSに行き始めたのは、高校生からですね。
サーフィンやバンドをやられていたそうですが、今のお仕事につながっているなと思う部分はありますか?
BEAMSの中でサーフブランドとかサーフファッションは一切やっていなかったのですが、ボクが会社の中で提案して始まったので、母体になっている部分は一部あるかもしれないですね。

夢中になってサーフィンをやっていたこと、洋服を追求し続けたこと。そこから興味を持ったアメリカの文化は、後になっていろいろと仕事の役に立ちました。
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スポーツとはまた違った世界で、とにかく気持ちがいいんです!やったことのある方であればお分かりかと(笑)反面、部活でのサーフィンはすごい厳しい世界で、上下関係の大切さを知りました。
いえ、まったく独学です。文献を読んだり先輩に教えてもらったりしながら、それなりの努力をしてきました。

洋服が大好きで大好きで仕方なかった
苦労はないですね。自分の持っている服をハンガーに掛けて、それを絵に描いて練習しました。そうすると今まで気が付かなかった洋服のディテイルが分かってきて、どんどん面白くなってきた。洋服が本当に大好きで大好きで仕方なかったです。自分の扱っている服が「もっとこうだったらいい」というのを絵に描いて提案しました。まだ新人でしたが「これ見てくださいっ!」って上の人に直接持って行ったんです(笑)それを何度も何度も続けるうち「企画会議に出ろ」と言われるようになりました。
お店に立って、お客様と接して、お客様の声を拾って、着てもらって…。そこで初めて気付くことがある。それを絵に描いていっただけです。特別すごいことをやったわけではないんです(笑)
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窪はいつもメモとペンをずっと持ち歩いていて、通勤途中とか、乗ってる最中でも、 思いついたらすぐ描く!(笑)
