意外と正しく知らない二十四節気
レッスンに入る前にまず、太陽の通り道の位置によって算出される「二十四節気(にじゅうしせっき)についてのお話がありました。このお話は初めてレッスンを受けに来た方に対してご説明されているそうです~
ですよね(笑)。
現代では季節の変化をあまり気にしなくても生きていけますが、昔の人はそうはいきませんでした。たとえば田植えの時期を逃してしまったらその年は食べそびれてしまいますし、冬になる準備をしていないかったら凍え死んでしまうかもしれません。でもカレンダーを見ただけでは季節がわからない。じゃあ今ってどんな季節なんだろう、とすぐさまイメージできるのが『二十四節気』なんです。
なるほど!お花と季節は切っても切れないものですものね。
さらに5日ずつに3等分し、時候を表したものを『七十二候』といいます。大学って週に5日は行かれますよね?イメージとしてはその5日間に季節は変わっている、という感じです。
5日間!もっと季節に敏感にならなきゃですねぇ…。「立春」とか「立秋」とか「冬至」とか「大寒」とか、これらはぜんぶ節気名だったんですね。
普通に生活していると日々の慌ただしさの中で季節って忘れがちになりますよね、こないだ春だったのにもう夏だ、とか(笑)。この教室では、そのときの季節を感じながら素材を選んで使っています。
朝早く市場に行くときにも季節を感じます。日の出時間もそうですが、虫の声が聞こえたり、空の高さが変わったりと、いろいろなところから季節を感じることができます。
節ごとにインスタグラムをアップするようにしていますので5日経ったら更新、ということでも節を意識できたりもするんですよ。
けっこうたいへんです(笑)。5日すると「あ、インスタの更新しなきゃ」って。
花かんむりのある憧れの部屋
今回のレッスンでは、ハーブを使ったデザートと花かんむりの2つを作って行くそうですが、お料理苦手な私でも作れるかちょっと心配です(笑)。
大丈夫ですよ。ハイビスカスソースはもうご用意してありますので、白玉粉を練る作業をお願いします。
それでは作っていきましょう。実はしらたまって無味なので、この無味感をどうするかが課題でした。普段はあんこなどを合わせているので気にならなかったのですが、ハーブとあわせようとした瞬間に無味感がとても気になってきました。
そこで白玉粉を練るときに甘酒を合わせてみたところ、無味ではなくなりました。
ここで私のしらたま練り練り作業の開始です。
甘酒を入れすぎてしまい白玉粉を追加するなどもありましたが、どうにか作り終えることができました!
しらたまをお湯で茹で冷蔵庫で冷やしていただいている間に、 いよいよの花かんむり作りです。
今回作るのは50cm土台の花かんむりです。土台はワイヤーなので形をいかように変えられます。向きを変えればリースにもスクエアにもなりますよ。それではワイヤーの土台にテープ(フローラルテープ)で花材をくくりつけていきます。
そうですね、慣れるまではちょっとたいへんかもしれません。気をつけるのは一定の幅と、いろいろな植物を入れることです。たとえば、あじさいを入れたら小花、グリーン、実モノなど、まんべんなく花材を入れてあげたほうがいいです。 重いものを入れたら軽いもの(かすみ草)などを入れて行くと空気感が出やすいですね。
プリザードフラワーもあります。生花から色抜き、特殊液で色づけをした花材です。強度が高いのである程度持ちます。盛り込みすぎにも注意ですよ~。 どっしり重いものになるとかわいくない花かんむりになってしまいがちですからね(笑)。適度な空気感があるくらいがよいです。
壁の色がベージュなので壁に合うような色合いにしたいです。ちょうど部屋に飾るスペースがあるんですよ!ベージュ主体でグリーン差し色にグリーン・白・ベージュで作りたいです。
いい感じですね。白やベージュのシックな感じはここでも人気があります。
癒しを求めて~植物を極めたい
経営学です~学んだことは何も覚えていないです(笑)。学生時代は特に何もしなかったですねぇ。これをやりたい!とか何もなかったんです。どこ(の会社)に行きたいかを考えて行動している友人はすごいなぁと。
就職が決まったのもぎりぎりの12月でした。就職氷河期だったので入れるところでいいや、と。卒業後は新橋の商社で営業事務をしていました。赤提灯しかない、みたいなところで(笑)
そうしたら会社のおじさんたちがみんな疲れていて…。私もひどい時は顔半分がニキビになったりと。
不規則な生活もあったんでしょうね。ストレスを感じるタイプではなかったのですが、周りの人も疲れているといった状況で。リラックスや癒しなどはないのだろうか?と考えるようになりました。
そこで一念発起して会社を辞めてアロマの学校に通いながらアルバイトを始め、インストラクター(教える資格)とセラピスト(マッサージ)の免許を取得しました。アロマの学校と2つのバイトをかけもちをして資金もためました。
学校に2つのバイトの掛け持ち!!?それってめちゃくちゃ大変そうですね。どのようなバイトをしていたのですか?
サロンのマッサージと靴屋のバイトです。靴屋さんとは今も繋がりがありお世話になっていますよ。
若いときは好きなものへの憧れが強くて…。理解していない部分も多く仕事のたいへんさを実感しました。ほどなくして靴屋の正社員になって販売から管理に移動しました。
そこではオンラインショップの管理に関するノウハウ(HTML、Photoshop、Illustratorなど)を覚えました。
そのうち生花がいじれるようになりたい思うようになりました。生花もだんだんできるようになってくると次はクラフト、といった具合に活動の範囲が徐々に広がっていきました。
そしてもっと暮らしに植物を取り入れるには?を考えるようになり最終的に勉強したのは『ハーブ』 です。料理やハーブティを学び、エディブルフラワーを知り独学で習得しました。植物のことをもっともっと知りたいので学校にも通っています。