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もしもキモエが働くなら? どんな職業が良いのでしょう? ちょっと変わったお仕事をレポート。
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第1回コーヒー鑑定士のお仕事
−−業界の“穴”ですか?

「今の僕らのこの珈琲の業界っていうのは、非常に曖昧なんですね。たとえば、良い豆を厳選して、炒って、それを卸してますよ・・・って、宣伝文句がある。ただ、(実際に生産に関わる)工場のひとは、そんなに良い豆使うわけないよ、原価合わないんだから、って言ってる。それを見たり、聞いたりしているうちに、穴がある、って思ったんですね。この業界はめちゃめちゃいい穴が空いてる、って。それで今の自分のブランドを立ち上げました。 」

−−けがしていなかったら、今は何をしていたんでしょう。

「けがしてなかったら、どうなってたかわかんないですね、こんな仕事はしていないと思う。ボクシングやってたときの自分に戻って考えてみると、ありえないですからね。 将来のことなんて全然考えなかったし。」

−−では、今“はたち”に戻れたら、またこの道に進みますか。

「それは判らないけど・・・やるとしたら、もっと早い年でここ(今の立ち位置)まで来たいって思います。“はたち”のときからやってきまいたけど、今、もう少し若ければ、もっとおもしろいかなって。若いときにできることをやっておきたいから・・・そう考えると時間がないなって思いますね。でも、“はたち”のときは、将来が見えてないからおもしろいんじゃないですかね。」

−−今からキモエちゃんや私が、このお仕事をしたいと思ったら、どうすればなれますか?

「一番大事なのは、珈琲が好きってことだけど・・・ただ、味覚っていうのは、味蕾の量とか、生まれ持ったものもありますし、センスが大事ですね。頭で、これとこれを組み合わせたらこういう味になるとか、イメージができないと。ただ、 ある程度までは訓練でもどうにかなりますよ。」

−−私、コーヒーの味って良くわからないんですが・・・

「美味しいと思ったか。美味しくないと思ったか。で良いと思いますよ。自分なんかでも、日常の食事は本当に普通に食べてますよ。 ただ、メニュー開発なんかで、カッピング(味見をすること)をするときには、自分を追い込むようにしています。2kg位やせて、自分を追い込まないと、全然だめですね、塩加減とかなんでも、繊細にわからない。でも、レストランのシェフなんかもそうだけど、自分は(仕事だから)“美味しい”っていうのはどうゆうことか。どうすれば“美味しい”かってことは判っていなとね。
例えば、焙煎する機械ひとつでも“こういう構造だからこうなる”っていうことを理解していないと駄目ですね。たとえばエスプレッソだったらミルの時点での粒子の細かさが味を決めるんですよ。刃と刃の間が0.1ミリ〜0.2ミリ違うだけで味が変わってしまうんで、難しいですけどね。」