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こんな映画観てみたよ〜
ジャンルを問わず、なんでも観ちゃう!だって何がオモシロいかは観ないとわからないもんね!学生の視点で映画感想文を綴ります。
第1回 未来世紀ブラジル あらすじ
 この映画の監督であるテリー・ギリアムは、1969年BBC制作のTV番組『空飛ぶモンティ・パイソン』で人気を博したイギリスの代表的コメディーユニット『モンティ・パイソン』のメンバーである。この映画の舞台は「20世紀のどこか」にある仮想ブラジル国。そこは徹底したコンピューター社会で、国民の個人情報も機械で管理され、人々は機械に虐げられた暗黒社会に嫌気が差していた。『カルト映画』の第一人者として一部の人々から強い支持を得るモンティ・パイソンのメンバーならではの、イマジネーション溢れるブラックユーモアたっぷりの痛快な社会風刺は、視覚に残る強烈な映像を通して次々と展開されていく。

未来世紀ブラジル
(1985年・英=米 監督/脚本:テリー・ギリアム)

 はじめは、映画全面に「風刺してるんだぜ」的な、頭良さげ・ニヒル雰囲気を感じ、あまり馴染めそうにないな、と思った。

 

 展開が掴めないでストーリーを追う事も出来ず...。さも「重要な役柄ですよ」といわんばかりに頻繁に登場する人物でさえ、物語にどう関係しているのか解らない。だから映画に対しての第一印象は、そのまんま「だからなにっ?!」だった。そして常に漂う「頭良さげ・ニヒル雰囲気」は、全ての事柄に「これも何かの深いふかーい風刺ですかっ…?!と言わんばかり。仕舞いには妙なカシコマリさえ覚えてくる。

 内容も把握できないまま、物語の中盤頃にはとうとう投げやりになって、適当に受け流して見ていたが、ある一つの場面でその考えが変わった。夢の中に出てくる美女が何者なのかを探るため、主人公が彼女の資料が置いてある部屋へと向かう途中、人の良さそうな事務員風の中年女性と2人きりになるシーンがある。その女性はウォークマンを聞きながら、黒いボードの上で手をひらひらと動かしているが、なんと、その手の甲から指にはコードが絡み、特殊な機械が接続されていた。主人公が話しかけると、彼女は手を休めることもなく片耳のイヤホーンだけを外す。すると、そのイヤホーンからは予想もしていなかった声が聞こえてきた! 成人男性の泣きじゃくり、悲鳴のような叫び.....! 傍らのタイピングマシーンには、そんな尋問を受ける犯罪者の肉声が生々しく打ち込まれていた。

 

 「この事務風の中年女性は、ラジオから流れるポップミュージックでも聞きながら『ふん♪ふん♪』とばかりに事務仕事をしているんだろうよ」と勝手に思っていた私は、この展開に唖然。女性が黒いボードの上でひらひら手を動かすと、それを機械が感知してタイプが打ち込まれていく。きっと、息付く間もなく叫ぶスピードに遅れをとることなく、音声記録ができるように作られたものに違いない。主人公もイヤホーンから聞こえる声に驚きを隠せない様子で目を見開くが、女性はいたって気にする様子もなく、資料のある部屋を優しく教える。主人公もそれ以上のことは言わずに、先を急いでその場を後にする。時間にすると40秒くらいの場面なのだが、私はここでいっきに物語に引き込まれた。

 

 「な、なんじゃこれ?!」

続く